2025年2月定例会にて「SOY受賞ショップ3社が1社が実践!楽天ショップのレビュー対策と2025年最新LINE活用法」と題して、株式会社ECXグループ / グリニッジ株式会社 田中 裕之氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
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講師:日本ECサービス株式会社 清水 将平氏 / グリニッジ株式会社 田中 裕之氏
初回購入と2回目以降で分ける店舗様が多いですが、おすすめは、初回購入、2~3回目購入、4~8回目購入、9回目以降の購入、のように購入回数を細かく区切り、購入回数が増えるほどお礼のクーポンの割引額も大きくすると、より効果的です。
商材的にクーポン額を大きくできるのであれば、4~8回目あたりで少し大きく引き上げるとより効果が出やすくなります。
(初回:200円オフ、2~3回目:300円オフ、4~8回目:1000円オフ、といった購入者の予想を超えるクーポンは効果的です)
クーポン設定価格は店舗様の平均受注単価にもよりますが、目安として、平均受注単価の5%の割引額でレビュー記入率7~9%ほどになる店舗様が多くみられます。
(平均受注単価:5000円の場合、割引額200~300円でレビュー記入率7~9%が平均的数値)
割引額が1000円のクーポンの場合、レビュー記入率10~15%ほどを期待できます。この額のクーポンを発行している店舗様の平均受注単価は10,000円ほどが多い傾向です。
平均受注単価の1%ほどの割引額の場合は、レビュー記入率が低くなる傾向があり、特に平均受注単価が10,000円でクーポン割引額が100円のようなケースでは、レビュー記入率は1~3%ほどになってしまう傾向にあります。
プレゼントについて
実物プレゼントは、主力商品に関連する、ついで買い狙いの商品などがおすすめです。
お客様が購入された商品を使うシーンを想像し、ついでにあったら嬉しいものでご検討ください。
具体例
例1)スマホケースの店舗様:スマホの充電ケーブルを保護するカバーをプレゼント
→レビュー記入率10%超
例2)ヘアケア商品がメイン商材の店舗様:ヘアバンドをプレゼント
※ヘアケア = 家で行う、ことから、プレゼントのヘアバンドはシンプルなものをチョイス
→レビュー記入率13%ほど
プレゼント品は配送料を考え、なるべく小さいもの(メール便などで送れるもの)がおすすめです。

1)手動で配信するもの
【目的】
・モールのイベント(セール)の案内
・店舗独自のイベント(セール)の案内
・新商品の案内
など、自社の顧客に広く案内したい内容
【タイミング】
・イベント事前告知
・イベント開始日
・イベント+5と0のつく日
・イベント最終日
概ね月8回ほどの配信を目安に運用するケースが多い傾向で、上記に併せて新商品販売の際などにも配信する形が効果的です。
配信に対しては、必ずLINE経由売上や、アクセス数、転換率を効果計測をし、PDCAが回せるようにしていきましょう。
【内容】
基本の構成は「限定感」「お得感」「商品情報」の3要素を必ず盛り込むようにしてください。
例)「本日23:59まで!50%OFFで人気の冬物アウターをGET!楽天スーパーセール開催中」
これが下記のようになってしまうと、商品の情報がなくなり、購買意欲に繋がらないためご注意ください。
「本日23:59まで!50%OFF楽天スーパーセール開催中」
2)自動で配信するもの(シナリオ配信)
【利用シーン】
友だち追加して5日間ほどのシナリオ配信を設定
→配信を上記の通り月8回とした場合、お客様によっては友だち登録して約4日間何のメッセージも届かない状態になってしまう。
→何の店舗か分からない、忘れてしまうというケースからブロックに繋がりやすいため、最初はこまめなコミュニケーションがオススメ
→お客様は店舗の人気商品や、商品への想いを知らないため、まずは値引きやお得さよりも、商品への想いを伝える
【レビュー投稿のお願い】
既に商品を購入したお客様に対し、レビュー投稿の依頼を行う
→レビューを書いてくれたら●円OFFのクーポンや、プレゼントのオファーがあるとなおよい
→レビュー投稿後、クーポンを配布してあげることを忘れずに
【注文した商品に併せたセグメント配信】
例1)シャンプーを書った人には「詰め換え用クーポン」を月1回配布(LTV向上策)
例2)トリートメントを買った人には「シャンプー」も案内(●●を買った人には特に人気です、みたいなクロスセル)
その他メッセージにて、SNS投稿キャンペーンの案内や、知り合いに紹介してみませんか? といった案内を行っている店舗様もいらっしゃいます。
―第一講演の講師 川村様の事例紹介の中で、横綱レビュアーの方が複数回レビューを書いてくださっている事例のご紹介がありました。らくらくーぽんで購入回数2回以降のお客様へのテンプレート切り分けでる機能を搭載されていますが、こうした複数回レビューを入れて頂くために設定時のお薦めやアドバイスあれば、是非お聞かせください。
田中 裕之氏:
購入回数●回目以降でお客様へ送るメール文面やお礼のクーポンを分けることをおすすめします。初回購入と2回目以降で分ける店舗様が多いですが、おすすめは、初回購入、2~3回目購入、4~8回目購入、9回目以降の購入、のように購入回数を細かく区切り、購入回数が増えるほどお礼のクーポンの割引額も大きくすると、より効果的です。
商材的にクーポン額を大きくできるのであれば、4~8回目あたりで少し大きく引き上げるとより効果が出やすくなります。
(初回:200円オフ、2~3回目:300円オフ、4~8回目:1000円オフ、といった購入者の予想を超えるクーポンは効果的です)
―レビュー記入率についてお伺いします。クーポン付与の場合、付与する設定価格や%によって、記入率の変化はどの程度ありますでしょうか。(クーポン●円なら記入率●%くらいなど)
また実物プレゼントはどういった商品を選定するのがおすすめでしょうか。ご教示ください。
田中 裕之氏:
付与するクーポンの設定価格が大きくなるほど、レビュー記入率は高くなる傾向にあります。クーポン設定価格は店舗様の平均受注単価にもよりますが、目安として、平均受注単価の5%の割引額でレビュー記入率7~9%ほどになる店舗様が多くみられます。
(平均受注単価:5000円の場合、割引額200~300円でレビュー記入率7~9%が平均的数値)
割引額が1000円のクーポンの場合、レビュー記入率10~15%ほどを期待できます。この額のクーポンを発行している店舗様の平均受注単価は10,000円ほどが多い傾向です。
平均受注単価の1%ほどの割引額の場合は、レビュー記入率が低くなる傾向があり、特に平均受注単価が10,000円でクーポン割引額が100円のようなケースでは、レビュー記入率は1~3%ほどになってしまう傾向にあります。
プレゼントについて
実物プレゼントは、主力商品に関連する、ついで買い狙いの商品などがおすすめです。
お客様が購入された商品を使うシーンを想像し、ついでにあったら嬉しいものでご検討ください。
具体例
例1)スマホケースの店舗様:スマホの充電ケーブルを保護するカバーをプレゼント
→レビュー記入率10%超
例2)ヘアケア商品がメイン商材の店舗様:ヘアバンドをプレゼント
※ヘアケア = 家で行う、ことから、プレゼントのヘアバンドはシンプルなものをチョイス
→レビュー記入率13%ほど
プレゼント品は配送料を考え、なるべく小さいもの(メール便などで送れるもの)がおすすめです。

―LINEの活用についてご教示ください。メッセージの送付は、どういったタイミングで、どういった内容をお送りし、訴求していくのがお薦めでしょうか。効果的な活用方法などあれば、ご教示ください。
田中 裕之氏:
メッセージの送付は大きく分類すると手動で配信するもの、自動で配信するもの(シナリオ配信)の2つのパターンがあります。1)手動で配信するもの
【目的】
・モールのイベント(セール)の案内
・店舗独自のイベント(セール)の案内
・新商品の案内
など、自社の顧客に広く案内したい内容
【タイミング】
・イベント事前告知
・イベント開始日
・イベント+5と0のつく日
・イベント最終日
概ね月8回ほどの配信を目安に運用するケースが多い傾向で、上記に併せて新商品販売の際などにも配信する形が効果的です。
配信に対しては、必ずLINE経由売上や、アクセス数、転換率を効果計測をし、PDCAが回せるようにしていきましょう。
【内容】
基本の構成は「限定感」「お得感」「商品情報」の3要素を必ず盛り込むようにしてください。
例)「本日23:59まで!50%OFFで人気の冬物アウターをGET!楽天スーパーセール開催中」
これが下記のようになってしまうと、商品の情報がなくなり、購買意欲に繋がらないためご注意ください。
「本日23:59まで!50%OFF楽天スーパーセール開催中」
2)自動で配信するもの(シナリオ配信)
【利用シーン】
友だち追加して5日間ほどのシナリオ配信を設定
→配信を上記の通り月8回とした場合、お客様によっては友だち登録して約4日間何のメッセージも届かない状態になってしまう。
→何の店舗か分からない、忘れてしまうというケースからブロックに繋がりやすいため、最初はこまめなコミュニケーションがオススメ
→お客様は店舗の人気商品や、商品への想いを知らないため、まずは値引きやお得さよりも、商品への想いを伝える
【レビュー投稿のお願い】
既に商品を購入したお客様に対し、レビュー投稿の依頼を行う
→レビューを書いてくれたら●円OFFのクーポンや、プレゼントのオファーがあるとなおよい
→レビュー投稿後、クーポンを配布してあげることを忘れずに
【注文した商品に併せたセグメント配信】
例1)シャンプーを書った人には「詰め換え用クーポン」を月1回配布(LTV向上策)
例2)トリートメントを買った人には「シャンプー」も案内(●●を買った人には特に人気です、みたいなクロスセル)
その他メッセージにて、SNS投稿キャンペーンの案内や、知り合いに紹介してみませんか? といった案内を行っている店舗様もいらっしゃいます。

○講演タイトル
「SOY受賞ショップ3社が1社が実践!楽天ショップのレビュー対策と2025年最新LINE活用法」
○講師プロフィール
株式会社ECXグループ / グリニッジ株式会社
代表取締役会長 / 代表取締役社長
田中 裕之氏
1973年北海道美幌町生まれ。
早稲田大学卒業。学生時代は映画を学び、卒業後はテレビドラマの制作会社にてキャリアをスタート。TBSのお昼のドラマ数本の脚本を担当したこともあり、脚本家としての異色の経歴を持つ。縁あって楽天ショップの店長を2年ほど務めたのちに2003年に独立、以来、ネットショップをシステム力でサポートすべく事業を展開。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店舗をはじめ多くのショップの運営を支援し続けている。
「SOY受賞ショップ3社が1社が実践!楽天ショップのレビュー対策と2025年最新LINE活用法」
○講師プロフィール
株式会社ECXグループ / グリニッジ株式会社
代表取締役会長 / 代表取締役社長
田中 裕之氏
1973年北海道美幌町生まれ。
早稲田大学卒業。学生時代は映画を学び、卒業後はテレビドラマの制作会社にてキャリアをスタート。TBSのお昼のドラマ数本の脚本を担当したこともあり、脚本家としての異色の経歴を持つ。縁あって楽天ショップの店長を2年ほど務めたのちに2003年に独立、以来、ネットショップをシステム力でサポートすべく事業を展開。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店舗をはじめ多くのショップの運営を支援し続けている。