株式会社岡田商会
岡山 耕二郎様

2018年5月定例会にて、「「刺さる」商品の届けかた ~自社でできる戦略PR~」をテーマにお話頂いた、株式会社岡田商会 岡山氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。定例会の詳細はこちら

株式会社岡田商会 取締役部長 岡山 耕二郎様

―「刺さる」商品を作るには『感性とアンテナを磨き続ける』ことが大事だとお伺いいたしました。『感性とアンテナを磨き続ける』ために岡山様が日ごろから心掛けていることは何かございますか?
岡山 耕二郎氏:
意識してというよりも習慣になっているのですが、ネットニュースやtwitterは暇があれば見ています。
いまどんなものが話題になっているか、人の興味や関心がどういったことに向いているかといった情報をキャッチアップできますし、なぜ話題になっているのかという背景を探るのも楽しいです。
そのなかで面白いと思ったものは自社の企画の参考になることもあります。またtwitterやfacebookでついたコメントはかならず目を通しています。
フォロワーの方のさりげないコメントが次の企画のアイデアにつながることも多く、自分が面白いと思う情報(自分のアンテナに引っかかる情報)を積極的に拾うようにしています。 他にもバラエティーショップや雑貨屋さん、本屋さん等に行っても売り場を見ればある程度ですがいま何が話題になっているのか、何に注目が集まっているのかがわかりますし、そういう企画の背景や意図を考えるのはとても好きです。
―貴社が配信されているプレスリリースを拝見いたしましたところ、多い時では週1回のペースで配信されてるようですが、配信予定などはどのように計画されておられるのでしょうか? またSNSに関しましてはどれくらいの頻度で投稿されておられるのでしょうか?
岡山 耕二郎氏:
弊社のプレスリリースは新商品の発売のさいに配信するものが多いため、新しい商品ができた時点で(発売後すぐに)プレスリリースを打つようにしています。プレスリリースの回数は意識していませんが、新商品はアイデアとスピードが命だと思っていますので、できる限りのスピードでどんどん開発を進めています。SNSはフォロワーの方とのコミュニケーションの場だと思っているため毎日投稿しています。フォロワーの方が欲しいと思ったり喜んでくださる情報を提供するというのも大事だと考えています。
―人気商品になると他社にマネされることがあるかと思いますが、その際どの様にしてオリジナリティーを出したり、差別化を行っていますか?
岡山 耕二郎氏:
ひとつはやはりスピードです。「これは行ける」というアイデアを、圧倒的なスピードで形にすることはかなり意識しています。他社がとても追いつけないスピードで突っ走る。泥臭い方法ですが、これが一つ。もうひとつはPRはイス取りゲームだと思っていて、同じやり方だと先にPRを押さえた会社が圧倒的に有利に立つことができ、ブランディングにも貢献します。弊社はプレスリリース・SNSというところはある程度押さえられているのでこれが二つ目。もう一つは「手塚ずかん」や「366日の花ずかん」などのライセンス商品を増やして類似商品を出せないようにする。こういった「模倣の壁」は意識して作るようにしています。
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
岡山 耕二郎氏:
講演中は熱心に聞き入ってくださっている皆さんの姿勢がとても印象に残っています。何か掴んで帰ろうとい気迫みたいなものを感じることができ、私としてもそういった姿勢がとても勉強になり刺激を受けました。 PRは実践あるのみ。私のお話が皆様のPRの実践の助けになれば、これほどうれしいことはありません。
○講演タイトル
「「刺さる」商品の届けかた ~自社でできる戦略PR~」

○講師プロフィール
株式会社岡田商会 取締役部長
岡山 耕二郎氏

“義務を遊びにするハンコ”「ずかんシリーズ」のディレクターを担当する傍ら、商品企画と広報を行う。
同シリーズは2016年から累計80,000本以上を販売、メディア紹介は400媒体を超える。
2017年7月に発売した「366日の花ずかん」はTwitterで80,000を超えるリツイート、160,000を超えるいいね!を獲得。
プレスリリースやSNSを活用した広報戦略を得意とし、2018年より「PRクリエイター」という肩書きで、自前でPRができる商人「PR商人」を育てる活動を行う。


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