検索エンジンを使うユーザーの心理を分析した上で、検索エンジンからの集客を増やすためのコンテンツ制作のコツを分かりやすく解説してくださった松尾氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。定例会の詳細はこちら
株式会社ウェブライダー 代表取締役 松尾茂起様
これにはいろいろな方法があるのですが、たとえば、検索結果で上位表示しているページに掲載されている情報だけでなく、Yahoo!知恵袋やTwitterなどで、そのジャンルに興味をもっているユーザーの発言・動向などを見ながら、「今の人たちはどういった情報を求めているのか?」を調べていくことが大事です。
また、ネットだけでなく、リアルな声や、情報誌などにも目を通すことも大切です。
そのためには徹底したユーザー目線が必要です。
ただ、もし、自分がそのユーザーに該当しないと感じるようであれば、ユーザーを交えた座談会などを開くのもいいと思います。
(たとえば、男性ばかりのスタッフの会社が、女性向け商品を販売するケースなどは、女性を交えた座談会などをおこなうといいと思います)
ちなみに、座談会を開催する際に注意すべき点は、堅苦しい雰囲気の座談会にしないことです。
堅苦しくしてしまうと「座談会で何かいい意見を言わないといけない」という雰囲気が生まれてしまい、ユーザーの本音が聞けなくなります。
よって、座談会を開くときは、お菓子などを用意して、リラックスして談笑できる空間づくりを心がけてください。
たとえば、セミナー内でご紹介した「会社設立」というキーワードもそうです。
会社設立をしたい人は、まだどのような方法で会社設立をしようか考えていません。
そのような人に対して、会社設立にはこのような方法があって、それぞれ、こんなメリット・デメリットがあるよということを伝えることで、ようやく自社サービスを選んでもらえるきっかけが生まれます。
ここで大事なのは、いわゆる一方的な価値観を押しつけないことです。
一方的に「自社サービスが最高です。他社はダメです」などと伝えることは、モラルに反しますし、中長期的に見た際、自社のファンも減ってしまいます。
あくまでも、中立に近い立場で、ユーザーのことを思ったコンテンツをつくれば、ユーザーは「この会社はとても中立で信頼できる」という印象を抱くことでしょう。
(普通は中立な立場をとれる会社は少ないので、逆に信頼を得ることができます)
懇親会でもたくさんの方から鋭い質問を受け、私自身とても刺激になりました。
SEOを突き詰めるということは、検索ユーザーだけでなく、見込み客のことを一生懸命に考えることにつながります。
今回の私の話が少しでも皆様のお役に立てると幸いです。
―ツールという視点のコンテンツを作る事において情報の取捨選択が重要かと思いますが、その基準を決める上で重要なことは何でしょうか?
松尾茂起氏:
ユーザーが必要としている情報を調べることに尽きます。これにはいろいろな方法があるのですが、たとえば、検索結果で上位表示しているページに掲載されている情報だけでなく、Yahoo!知恵袋やTwitterなどで、そのジャンルに興味をもっているユーザーの発言・動向などを見ながら、「今の人たちはどういった情報を求めているのか?」を調べていくことが大事です。
また、ネットだけでなく、リアルな声や、情報誌などにも目を通すことも大切です。
―ご講演の中で松尾様が良い例として出されたコンテンツのジャンルにおいて自社でも参加したい場合、どのようにして検索上位にすればいいでしょうか。
松尾茂起氏:
まずは、すでに上位表示されているコンテンツを調査し、それらのコンテンツよりもっといいコンテンツを作るにはどうすればいいか?を考え抜くことだと思います。そのためには徹底したユーザー目線が必要です。
ただ、もし、自分がそのユーザーに該当しないと感じるようであれば、ユーザーを交えた座談会などを開くのもいいと思います。
(たとえば、男性ばかりのスタッフの会社が、女性向け商品を販売するケースなどは、女性を交えた座談会などをおこなうといいと思います)
ちなみに、座談会を開催する際に注意すべき点は、堅苦しい雰囲気の座談会にしないことです。
堅苦しくしてしまうと「座談会で何かいい意見を言わないといけない」という雰囲気が生まれてしまい、ユーザーの本音が聞けなくなります。
よって、座談会を開くときは、お菓子などを用意して、リラックスして談笑できる空間づくりを心がけてください。
―ご講演では検索で訪れたユーザーに対してのコンテンツの作り方が主だったかと思いますが、キーワードの選出についてはどの様にお考えで、どの様にコンテンツに落とし込まれていますか?
松尾茂起氏:
商品選びに必要な知識の啓蒙につながりそうなキーワードをピックアップします。たとえば、セミナー内でご紹介した「会社設立」というキーワードもそうです。
会社設立をしたい人は、まだどのような方法で会社設立をしようか考えていません。
そのような人に対して、会社設立にはこのような方法があって、それぞれ、こんなメリット・デメリットがあるよということを伝えることで、ようやく自社サービスを選んでもらえるきっかけが生まれます。
ここで大事なのは、いわゆる一方的な価値観を押しつけないことです。
一方的に「自社サービスが最高です。他社はダメです」などと伝えることは、モラルに反しますし、中長期的に見た際、自社のファンも減ってしまいます。
あくまでも、中立に近い立場で、ユーザーのことを思ったコンテンツをつくれば、ユーザーは「この会社はとても中立で信頼できる」という印象を抱くことでしょう。
(普通は中立な立場をとれる会社は少ないので、逆に信頼を得ることができます)
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
松尾茂起氏:
参加してみて感じたのは、参加者の方々の熱気のすごさでした。懇親会でもたくさんの方から鋭い質問を受け、私自身とても刺激になりました。
SEOを突き詰めるということは、検索ユーザーだけでなく、見込み客のことを一生懸命に考えることにつながります。
今回の私の話が少しでも皆様のお役に立てると幸いです。
○講演タイトル
「検索エンジンとユーザーに評価される Webコンテンツの本質」
○講師プロフィール
株式会社ウェブライダー 代表取締役 松尾 茂起 氏
1978年奈良県生まれ。
関西学院大学卒業後、京都の制作会社にて大手舞台の音楽制作業務に携わる。
2005年にフリーランスとして独立、音楽制作やアーティストのサポートをおこなう一方、「超!ピアノMIDI素材集」というピアノ伴奏集を開発、ネットでの販売を開始する。
同商品は音楽素材の商品としては異例のロングセラーを記録する中、その商品販売で培ったWeb集客ノウハウを「賢威」というテンプレート商品にパッケージング。
賢威は現在までに2万人以上が使う有料テンプレートとなっている。
賢威を通じて、企業からのコンサルティング依頼が増えてきたため2010年、株式会社ウェブライダーを設立。現在までに多くの企業のWeb集客のアドバイスをおこなっている。
2015年には「沈黙のWebマーケティング」、2016には「沈黙のWebライティング」という書籍を出版し、二冊ともにAmazon総合ランキングに入るベストセラーに。
○著書
『沈黙のWebマーケティング』
『沈黙のWebライティング』
「検索エンジンとユーザーに評価される Webコンテンツの本質」
○講師プロフィール
株式会社ウェブライダー 代表取締役 松尾 茂起 氏
1978年奈良県生まれ。
関西学院大学卒業後、京都の制作会社にて大手舞台の音楽制作業務に携わる。
2005年にフリーランスとして独立、音楽制作やアーティストのサポートをおこなう一方、「超!ピアノMIDI素材集」というピアノ伴奏集を開発、ネットでの販売を開始する。
同商品は音楽素材の商品としては異例のロングセラーを記録する中、その商品販売で培ったWeb集客ノウハウを「賢威」というテンプレート商品にパッケージング。
賢威は現在までに2万人以上が使う有料テンプレートとなっている。
賢威を通じて、企業からのコンサルティング依頼が増えてきたため2010年、株式会社ウェブライダーを設立。現在までに多くの企業のWeb集客のアドバイスをおこなっている。
2015年には「沈黙のWebマーケティング」、2016には「沈黙のWebライティング」という書籍を出版し、二冊ともにAmazon総合ランキングに入るベストセラーに。
○著書
『沈黙のWebマーケティング』
『沈黙のWebライティング』