2016年9月定例会でご講演をいただきました、グリー株式会社 執行役員 広告メディア事業本部長 Glossom株式会社 代表取締役社長 江川 嗣政 氏にお話をお伺いしました。定例会の詳細はこちら
グリー株式会社 執行役員 広告メディア事業本部長 Glossom株式会社 代表取締役社長 江川 嗣政様
ファッション系は商材のseasonalityがあるので難しいですね。グルメ系の定番商材だと一度動画を作ってしまえば長いこと使えるので、投資金額も回収しやすいですね。
―動画広告はテキストや静止画ではなく動きがあり非常に印象的でした。しかし、費用を考えるとまだまだ中小企業では制作会社に依頼しづらいのが現状だと思います。そこで、もし制作会社に依頼せず自らで動画広告を作成するとすれば、最低限必要な知識や特別に用意しないと行けない機材などはありますでしょうか。またそれは可能なのでしょうか。
江川 嗣政氏:
撮影は少し難しいかもしれませんが、編集は最近だと便利なツールも多く一般的になりつつありますね。
Adobe Premiere、imovie、Final Cutを活用されている方は多いですね。 ―業種によって動画広告が有効なのかどうなのかが変わると思うのですが、オススメする業種やオススメ出来ない業種などあれば教えて下さい。
江川 嗣政氏:
動画の種類によって違いますが、例えば、FAQや採用動画は業種問わず有効だと思います。一方でECでの商品動画になると、定番商品がある業種が向いていますね。ファッション系は商材のseasonalityがあるので難しいですね。グルメ系の定番商材だと一度動画を作ってしまえば長いこと使えるので、投資金額も回収しやすいですね。
―将来的にはVRでウィンドーショッピング位なら出来ると言及されておりましたが、今その技術を使ってコマースに限らず現行で体験できる面白い取り組み等はありますか。
江川 嗣政氏:
ホラー体験や映画のワンシーン体験は有名ですが、最近ですとイベントやライブなどもVRを通して体験できるようになってきているみたいですね。―ビジネスにVRが絡んでくることで、リアルショップとネットショップでは今後どのように優位性は変わると思いますか。
江川 嗣政氏:
よりECで買いやすくはなるでしょうね。ただ、そもそもECとリアルショップの区別自体がなくなっていく気がします。 ―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
江川 嗣政氏:
EBSの皆様は非常に貪欲に情報を取りに行かれているので素晴らしいなと思いました。EBSという組織運営が上手なんでしょうね。いろいろと仕組み化及び役割分担がしっかりできていてよい組織だと思いました。
一方でこれだけの力があればもう少し大きな取組もできると思います。メディアや行政を巻き込みさらなるECの拡大に取り組んでいただきたいなと思いました。 ○講演タイトル
「動画・インフルエンサーマーケティング--インスタ使ってますか?」
○講師プロフィール
グリー株式会社 執行役員 広告メディア事業本部長 Glossom株式会社 代表取締役社長
江川 嗣政氏
楽天ファッション戦略グループマネージャーを経て、2012年グリー株式会社入社。
2015年よりグリー子会社Glossom株式会社代表取締役社長。
同年12月に動画マーケティング事業「WOOZ」を立ち上げ、動画、 キャスティング、インターネット広告やSNSを軸としたソリューションを幅広い業界に提供している。
「動画・インフルエンサーマーケティング--インスタ使ってますか?」
○講師プロフィール
グリー株式会社 執行役員 広告メディア事業本部長 Glossom株式会社 代表取締役社長
江川 嗣政氏
楽天ファッション戦略グループマネージャーを経て、2012年グリー株式会社入社。
2015年よりグリー子会社Glossom株式会社代表取締役社長。
同年12月に動画マーケティング事業「WOOZ」を立ち上げ、動画、 キャスティング、インターネット広告やSNSを軸としたソリューションを幅広い業界に提供している。