はじめに
イーコマース事業協会(会員数240)は、日本で最も歴史があり、日本最大級の“イーコマース(EC)事業者の商工団体”として活動している団体で、“イーコマースの経験・知識・情報を持った人が集まる場” を合言葉に、関西を中心に 日本全国からネットショップ関係者が定期的に集まって互いに学びあっています。
私はイーコマース事業協会会員で、広報委員会に属している山本龍一と申します。
先日行われた「第160回定例会・情報交換会」の参加者の1人として、当日のレポートを報告致します。
5月12日13時からの各委員会開催の後、14時から「第160回定例会・情報交換会」が新大阪丸ビル別館にて開催されました。
参加人数は会 員:96名 ゲスト :5名。
第2講演では、株式会社岡田商会 取締役部長岡山耕二郎様による「“刺さる”商品の届けかた~自社でできる戦略PR~」のお話をして頂きました。
第2講演 株式会社岡田商会 取締役部長 岡山 耕二郎様が登壇
第2講演では、「“刺さる”商品の届けかた~自社でできる戦略PR~」というテーマでお話を頂きました。
白いシャツ姿で優しそうな人柄ですが、そのお話の内容からアツいものをお持ちの方なのだと感じました。
今回の講演では価格競争でもがいていた時代のお話から、PRによってお客様に喜ばれる商品づくりにシフトする話まで、岡田商会様の事例を交えながらPRの時代に波に乗るための大切な考え方のお話を頂きました。
PRや広報と聞くと敷居の高いもの、とっつきにくいものというイメージを持ちがちである。
でもたった一つの商品がきっかけとなり「PRこそ自前で行うべきもの」という考え方に変わることが出来る
という内容と、岡山様の得意とするプレスリリースやSNSの使い方についても分かりやすくご説明頂きました。
■聴講者の声
br>義務を遊びにするハンコ「ずかんシリーズ」について
この「ずかんシリーズ」というのは、猫や犬、うさぎなどの動物から花、似顔絵などを名前と一緒にデザインしたハンコです。
現在37種類のシリーズがあります。
“義務を遊びにする”ハンコ「ずかんシリーズ」は2016年から累計80,000本以上を販売し、メディア紹介は400媒体を超えています。
2017年7月に発売した「366日の花ずかん」はTwitter で97,000を超えるリツイート、210,000を超えるいいね!を獲得。
自社の業績が悪化していたとき、個人的に猫を飼いはじめたことから「ねこずかん」を発想され、これがSNSでバズり大ブレーク。
「義務を遊びに」という好きなものをアイデア商品にするという発想に繋がったそうです。
SNSで拡散されるのは大事なことですが、ただバズればいいのではなく、「伝えたいこと、届けたいことを熱をもって伝える」ことが不可欠であるとのこと。
その他、
・企画着想の5つのフック
・デザインで情報を伝えている
・興味、関心に「刺さる」企画のつくりかた
についてのお話も頂きました。
プレスリリースの上手な活用方法について
後半はPRについてのお話がありました。
「空気感を作り、社会とどんな関係を作るか?」が大切。また、手段と目的を混同しない事も気を付けなければならない。
具体的な内容としては、
・企画とPRは車の両輪
・これからの届け方は口コミがカギ
・プレスリリースのチェックポイント
・プレスリリースの5つの要素
・PRTIMESの活用
等の内容をとても分かりやすく説明頂き、共感できることも多くあった講演でした。
一番印象深かったのは、業績が悪化した時のお話の中での「出来ることはなんでもやろう!」と思った、という言葉でした。
これは頭で思っていてもなかなか行動に移すことは出来る物ではありません。
すごく意思が強く、粘り強い方なんだなぁと思いました。
情報交換会 新大阪ワシントンプラザ 参加者70名
定例会終了後は、情報交換会
定例会が終了した後は、新大阪ワシントンホテルプラザにて情報交換会が行われました。
イーコマース事業協会は “業種・業態・地域・経験・年齢・立場” が異なる会員同士が、イーコマースという共通のテーマで対等の立場で学んで、会って、お互いに情報交換しながら自分のビジネス向上の気づきを得る場として情報交換会を行っています。
今回の情報交換会は70名(講師含む)名が参加し、お互いに知見を交換しあったり、相談しあったり、激励しあったりしていました。
立食スタイルということもあり、活発に色んな方と交流を図る会員さんやビジターさんの姿があり、有用な場になりました。
次回は6月9日に開催です!
次回の第161回定例会も新大阪で開催予定です。
イーコマース事業協会の定例会についての詳細は、こちらをご覧ください ≫ https://www.ebs-net.or.jp/regular_meeting/
2018年5月13日 PARADISE MARKET 山本龍一(広報委員会)