2006年6月定例会でご講演をいただきました、株式会社 自在屋 代表 磨 美智子氏。講演後、少しだけ御時間を戴き、磨氏に、売れる商品開発について質問をぶつけてみました。定例会の詳細はこちら
株式会社 自在屋 代表 磨 美智子 様
―業績を上げるために欠かせないヒット商品はどのようにすれば出来るのでしょうか?
磨 美智子氏:
まずは、アタマを柔らかくして商品企画を考えることです。ユーザー目線で出来ていない商品は、まず売れません。よい商品に加え、感動するストーリーがあって、初めて「ヒット商品」と呼ぶにふさわしいものになる、と考えています。どういう方向で狙うかは、扱う商材ごとに変わってくるとは思いますが、マーケティングをしっかりとしていけば、おのずと回答は見えてくるはずなんです。行き当たりばったりでは、なかなか難しいものだと思います。
―なるほど、ヒット商品は偶然には出来るものではないのですね。ではヒット商品を作るためには初めにどのようなことを考えていけばよろしいのでしょうか?
磨 美智子氏:
まずは、自社の業態について、見直すことが肝心です。自社で商品を製造するのか、仕入れするのか。既存商品にはどんなものがあって、アレンジが可能なのかどうか。次に考えていかなければならないのが、「どのターゲットに向けて商品を発信するか」です。考えうるパターンとしては、1)新規顧客向け 2)一般客向け 3)常連(上得意)客向け の3パターンです。
いいものでも価格を安くして食いつきやすくするのか、安定して多くの人に買ってもらえるような商材にするのか、やや値段は高めでも、上得意から買わせて行列を作って一般向けに販売をするのか、など、商材ごとに販売戦略を立てながら、進めていく必要があると思います。最初にこのあたりの設定をしっかりやっておくと、計画倒れにならずに安定して開発を進められますよ。
―マーケティングについて詳しく教えてください。
磨 美智子氏:
マーケティングを一言で語るのは難しいんですが。。。 とにかく、「アンテナを拡げまくる!」って感じでしょうか?○講演タイトル
『売れるヒット商品の作り方』
■プロフィール
『電通デジタルパレット』企業WEB制作ディレクターを経て、 ネット通販業務に入る。 食品販売サイトの運営、『カニ市場 北国からの贈り物』商品 企画、ページ制作等を手がける傍ら、大手食品企業コンサル 等をつとめる。 独立後はフード店舗に限定して、商品開発コンサルティングを 行う。
『売れるヒット商品の作り方』
■プロフィール
『電通デジタルパレット』企業WEB制作ディレクターを経て、 ネット通販業務に入る。 食品販売サイトの運営、『カニ市場 北国からの贈り物』商品 企画、ページ制作等を手がける傍ら、大手食品企業コンサル 等をつとめる。 独立後はフード店舗に限定して、商品開発コンサルティングを 行う。