2013年、facebookの広告は「売ること」に特化されており、すでに他の広告効果を上回る企業もでてきた一方で、まだ活用しきれていないEC事業者が多いのが現状です。
3年連続世界1位企業となったSalesforce.com社で「ソーシャル・マーケティング」の収益化セミナーを担当する講師が、その実践に基づいたfacebook活用の最新技法を実演も兼ねて紹介します。
ユーザとの関係性を深めながら、即効性の高い集客メディアともなっているfacebook活用法とは。
2013年10月定例会でご講演をいただきました、株式会社ISSUN 代表取締役 宮松 利博 氏にお話をお伺いしました。
定例会の詳細はこちら
株式会社ISSUN 代表取締役 宮松 利博 様
特に従来の広告では、実際よりもよりよく見せる工夫や演出こそが重要、とさえされてきましたが、消費者が自由にコメントできるソーシャルメディア上では、そうしたメッキは、裏側を見せようが見せまいが、スグにほころびてしまいますし、多くの炎上の原因がそこにあります。
まずはありのままをお伝えして、共感してくださるファンを増やすことに意義があるのではないでしょうか。
ただし、最低限人様に見られる準備は、身だしなみ同様、必要だと思います。
心の身だしなみなのか、物理的なオフィスの身だしなみ、なのか、とかくeコマースだから見られずにすむ、と後回しにされてきた点ですが、リアル店舗と同様の、いつ何時お客様にお越しいただいても変わらない接客姿勢を磨くことがファン作りにつながりますし、そうした準備無く裏側を見せる事は、逆効果やデメリットが生じると考えています。
具体的な留意点は、こちらのPDFよりダウンロードいただけますのでご参照頂ければと思います。 http://issun.cc/1h5khtD
なお、炎上対策についてもご質問を頂く事があります。この点は、2chや掲示板時代から方法は変わっていないと思いますが、ソーシャル時代の炎上については、こちらにまとめていますのでご参考下さい。 http://issun.cc/fb_ENJO
なお、ファン数については、自然発生的なものや、facebook広告や、自社のメールリストを使って、5000に増やされるのが一つの目安かと思います。ここでビジネスの風を感じることが出来ると思います。ただし、LIKEを販売しているサイトや、診断アプリで一時的にファン数を増やしてもそれは意味がありませんのでお薦めしていません。
―ダイレクトにエンドユーザーにアプローチできるfacebookは広告において、お店の裏側の公開などを通して顧客との関係構築をしていくことが大切とのお話がございました。
反面、こういった取り組みを行うと逆効果であったりデメリットが生じるということは何かございますか?
反面、こういった取り組みを行うと逆効果であったりデメリットが生じるということは何かございますか?
宮松 利博氏:
「想像していたイメージと違った」といったギャップを心配される方も多いと思います。特に従来の広告では、実際よりもよりよく見せる工夫や演出こそが重要、とさえされてきましたが、消費者が自由にコメントできるソーシャルメディア上では、そうしたメッキは、裏側を見せようが見せまいが、スグにほころびてしまいますし、多くの炎上の原因がそこにあります。
まずはありのままをお伝えして、共感してくださるファンを増やすことに意義があるのではないでしょうか。
ただし、最低限人様に見られる準備は、身だしなみ同様、必要だと思います。
心の身だしなみなのか、物理的なオフィスの身だしなみ、なのか、とかくeコマースだから見られずにすむ、と後回しにされてきた点ですが、リアル店舗と同様の、いつ何時お客様にお越しいただいても変わらない接客姿勢を磨くことがファン作りにつながりますし、そうした準備無く裏側を見せる事は、逆効果やデメリットが生じると考えています。
具体的な留意点は、こちらのPDFよりダウンロードいただけますのでご参照頂ければと思います。 http://issun.cc/1h5khtD
―ECサイトを運営する当事業協会の会員においてもfacebookのみならず様々な媒体やツールを活用して集客、販売活動を行っています。それらの広告とfacebook広告を併用して活用する場合にどういった点に気を付けて活用すればよろしいでしょうか?
宮松 利博氏:
facebookページ自体は、コミュニティ要素を活かし交流の場、ひいては印象をコツコツと作りあげる場「売らずに売れる」場所として捉え、facebookのダークポストや右側の広告は、他の集客・販売メディア同様に「売るための手法」と捉えて、それぞれの特徴を分けて理解し、他のメディアと併用・活用する必要があると考えます。facebook経由でブログなどの情報を閲覧してもらい、「よい印象」を作り出せたあとに、その後、adwordsなどのリマーケティング広告を使用する、といった方法は特に有効な結果が得られています。―いままでで「最大の失敗」と「それをどう乗り越えたか」を教えてください。
宮松 利博氏:
これは自社ページですが、facebook広告の翻訳機能がリリースされた際に、世界各国にfacebook広告を掲載して、ユーザを集めた時期がありました。言語の壁を越えて活性化することを期待しましたが、実際には、言語ではなく、国民性や文化の違いが障壁となり、一部のユーザがコメント欄を占拠するような状態となりました。言語毎、国毎に分ける必要があると判断し、現在は国別にページを分けています。結果的には乗り越えられていないので、今後の課題としています。なお、炎上対策についてもご質問を頂く事があります。この点は、2chや掲示板時代から方法は変わっていないと思いますが、ソーシャル時代の炎上については、こちらにまとめていますのでご参考下さい。 http://issun.cc/fb_ENJO
―今回のご講演では様々な「想い」が込められていたと感じましたが、講演をお聴きになった会員様に「実践して欲しいこと」を教えてください。
宮松 利博氏:
オンラインでのご近所づきあい、これを実践いただきたいと思っています。なお、ファン数については、自然発生的なものや、facebook広告や、自社のメールリストを使って、5000に増やされるのが一つの目安かと思います。ここでビジネスの風を感じることが出来ると思います。ただし、LIKEを販売しているサイトや、診断アプリで一時的にファン数を増やしてもそれは意味がありませんのでお薦めしていません。
―当イーコマース事業協会での講演を終えられて宮松様から見た当会の印象や定例会、情報交換会の雰囲気など、ご感想を教えてください。
宮松 利博氏:
非常に活気のある前向きな方が多い会でいらっしゃると感じました。良いときも悪いときも支え合える、より多くのオンラインコマースのよりどころになって行かれていると感じます。―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、入会間もない会員様、現在入会を検討している事業者様にエールをいただけますでしょうか?
宮松 利博氏:
eコマースは、オンライン上のお店ですが、まだまだ2代目、3代目といった、オンラインストアの継承が成されている事例は少ないです。より多くの皆さんと意見交換や協力しながら、次世代に継承できるお店づくりを実現頂ければと思います。○講演タイトル
「ココが変わった!新・facebook広告、ECサイトは、このように「売る」」
○講師プロフィール
株式会社ISSUN 代表取締役 宮松 利博 氏
2000年よりEC数社を立ち上げ、年商20億円などの急成長で、3年で株式上場。同時に事業の保有株を売却し、シリコンバレーなどに渡米し海外の次世代eコマースの現場を研究しながら、ソーシャルとの連携による新たなマーケティング手法を確立。2011年にウェブ制作・マーケティング会社、ISSUNを設立。先細りしつつある従来のマーケティング手法を改善しながら「心の通うオンラインマーケティング」で売上向上の支援事業を行っている。
「ココが変わった!新・facebook広告、ECサイトは、このように「売る」」
○講師プロフィール
株式会社ISSUN 代表取締役 宮松 利博 氏
2000年よりEC数社を立ち上げ、年商20億円などの急成長で、3年で株式上場。同時に事業の保有株を売却し、シリコンバレーなどに渡米し海外の次世代eコマースの現場を研究しながら、ソーシャルとの連携による新たなマーケティング手法を確立。2011年にウェブ制作・マーケティング会社、ISSUNを設立。先細りしつつある従来のマーケティング手法を改善しながら「心の通うオンラインマーケティング」で売上向上の支援事業を行っている。